入試の傾向と対策 東京工科大学2020年度入試に備え、最新の傾向と対策を公開

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東京工科大学 前年度(2023年度)入試の傾向と対策【生物】

出題傾向と学習対策は、株式会社KEIアドバンスが作成しております。

出題傾向

出題形式

各日程とも大問数は3題であり,設問形式は全てマーク式である。解答数は30~37と,試験時間に対して適切な分量であるといえる。しかし,一部深い思考を要する難しい問題も含まれているため,そのような問題で多くの時間を使ってしまうと時間が足りなくなってしまうだろう。

出題内容

出題内容は生物基礎・生物の全範囲から,「動物に関する問題」と「植物に関する問題」がバランスよく出題されている。その中でも,特にバイオテクノロジーを含めた遺伝子分野は他の分野よりも出題が多い。現在の生物学は,ほぼ全分野において遺伝子関連の操作や技術が必須となっている。したがって,必然的に入試での出題頻度も高くなる分野であり,この傾向は大学入試のトレンドとなっているので重点的に学習しておくとよいだろう。

難易度

出題形式は,空欄補充と文章正誤に関する問題がその大半を占めるが,一部計算問題や,図を選ぶ問題なども出題され,受験生の様々な力を測る構成となっている。多くの問題は基礎~標準レベルの知識問題だが,定番の計算問題や難しい実験問題などが一部出題されている。知識問題は,単純な空欄補充から文章正誤に至るまで,多様な形式の問題が出題されている。特に,文章正誤を問う問題では,正文を過不足なく選ぶ問題が多いので,その分,難度は高めである。

学習対策


教科書を中心に学習し,苦手分野を作らない

一番の対策は,「生物基礎」「生物」の各教科書の該当範囲を何度も読み込むことだろう。そして,苦手な分野や最近勉強していない分野がある場合には,生物の勉強の初めには,必ずその分野の問題を一題解くことを自分に課すなどの工夫をしてもらいたい。

遺伝子やバイオテクノロジーに関する問題

この分野は,今の大学入試では出題される頻度が高いので,少し難しい問題でもどんどんチャレンジしていく姿勢をもってほしい。

計算問題の練習を積む

計算問題は点差が開きやすい。定番の問題であっても計算問題は合否に影響しやすいので,自信をもって解けるようになるまで,何度も問題に取り組むとよいだろう。

実験問題への対策も忘れずに

一部出題されている実験問題に関しては,多くの実験問題に触れ,生物学的な思考回路を知ることから始めるとよい。遺伝子分野の実験問題は,特に重点的に演習を繰り返すとよいだろう。