軽部学長のきらっとひらめきコラム

東京工科大学 HOME> [2019年度]第9回「東京工科大学のICT教育について」

[2019年度]第9回「東京工科大学のICT教育について」

2019年12月20日掲出

 皆さん、こんにちは。学長の軽部です。今回は東京工科大学のICT教育について取り上げましょう。

 本学の母体は、日本で初めてコンピュータ教育を始めた片柳学園ですから、そういう意味ではどの学部に入っても、学生が情報技術を使えるようになる教育をしています。それゆえに、例えば応用生物学部の学生であっても、情報系の会社に就職することができるのです。また、本学は学生全員がノートパソコン必携となっています。そういう大学も他にはないでしょうし、全学部でeラーニングプラットフォーム「Moodle」を導入しているという点でも例がないでしょう。
 さらに2019年度からは、八王子キャンパスの4学部の1年生を対象に「データサイエンス入門」を必修科目としました。この授業では、データとは何か、データをどう扱うかということから始まり、ビッグデータの活用や応用まで幅広く学ぶことができます。
 なぜこのような科目を導入したかというと、本学はAI分野の教育を先進的ICT教育の柱としており、データサイエンスの知識の有無が将来、大きな差を生むとわかっているからです。これは今、世界で重要視されている“STEAM教育”(Science(科学)、 Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学))の一環だと言えます。

 このようにICT教育を十分、行っているつもりの本学ですが、実はアメリカの大学はもっと先に進んでいます。例えば、本学と提携しているカーネギーメロン大学は、コンピュータサイエンス分野において世界屈指の大学です。そこに入学すると、ものすごい数のソフトウェアが提供され、全て利用できるようになります。学生はそれらのソフトウェアを使って、好きなことが自由にできるのです。また、多様な分野の電子ジャーナルファイルに簡単にアクセスでき、それをもとにディスカッションができるようにもなっています。
 そういう環境を聞くと、本学にもまだまだできることがあるはずです。そこで今、本学の教員をカーネギーメロン大学に派遣してアメリカの先端教育について学んできてもらい、それらを本学に取り入れて、教育環境をさらに発展させたいと思っています。この分野はすごい速さで進化するため、1年前のことがすぐ古びてしまいます。だからこそ常に新しい挑戦を続け、前へと進む歩みを止めてはならないのです。