インタラクションデザイン特論
担当教員名 / 単位数 |
太田 高志 / 選択1単位 |
授業科目名 |
インタラクションデザイン特論 |
講義の概要 |
テレビや動画視聴などにおいて、広告は本来の目的を邪魔するものとして嫌われる傾向にある。本来、潜在的消費者に良いイメージを与えて関心を買い、購買行動に繋げることが目的であるのに対して、逆効果になる場合が多く見られる。ウェブなどにおいては、興味がある場合にはアクセスすることでより詳細な情報を得るような仕組みも用意されているが、大半は一方的に送りつけられるものである。近年、インタラクティブなコンテンツがアミューズメントだけではなく、教育分野や生活の様々な場面などで広く活用されるようになったなかで、そうした旧来の広告とは異なったアプローチを考えることができるはずである。そこで、本講義では「楽しい」体験をインタラクティブな仕組みにより創りだし、それによってより良いイメージを与え、人が自らアプローチしてくるような広告のありかたについて考察したい。
コンピューターの性能の向上と小型化、インターネット利用の拡充、様々なセンサーの小型化と性能向上、そしてそれら全てが非常に低価格で利用できるようになったことで、様々なアプローチによるインタラクティブなアプリケーションを実現することが容易になった。個々の技術的側面については学部においてもそれぞれ独立した科目として十分に取り扱われてきているが、広告への応用を扱う前の準備として、インタラクティブであることの意義や、インタラクティブ性を活かしたコンテンツのデザインについてなどについてまず扱い、その後、広告への利用についての考察へと進むこととする。
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