アントレプレナー専攻

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アントレプレナー専攻の募集停止について

 東京工科大学は、大学院バイオ・情報メディア研究科アントレプレナー専攻について、2023年度以降入学生の学生募集を停止することとしました。アントレプレナー専攻は、「起業」や「新規事業の創出」といったユニークな目標のもと、2005年に設置以降、多くの学生を輩出してまいりました。しかし、近年、志願者数、入学者数の減少や定員割れの状態も続き、経済・経営系の学部を設置していない本学においては、今後も安定的な学生の確保が難しい状況が続くものと判断し、学生募集を停止することとしました。
 今後につきましては、在学生が修了するまでアントレプレナー専攻の教育研究活動は引き続き実施してまいります。
 これまでアントレプレナー専攻の運営に際し、多大なるご支援、ご協力を賜り深く御礼申し上げるとともに、この度の決定について、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
 なお、本件については学校法人片柳学園理事会で決議し、文部科学省に報告を行いました。
2022年4月1日 東京工科大学 学長 大山恭弘

 本専攻は、コンピュータサイエンス、バイオ、メディア、医療、デザイン分野における最先端技術をベースに、市場価値の創出に寄与することを目的としたアントレプレナー(起業家)育成のためのコースです。本専攻の学生は、先端技術に関する知見を深めつつ、経営学、マーケティング、ファイナンス、サービスイノベーション、技術マネジメント、知財戦略、データ分析などの知識を修得し、修了後は「ベンチャー設立」や「企業内における新規事業の創出」を目指します。カリキュラムは、講義、演習、ビジネスプラン作成指導、論文執筆から成り、グローバルなビジネスの現場において価値を創出する能力を養うことに重点を置いています。

特色

企業経営の実際を知る教員陣

授業を担当するのは、メーカー、ICT企業、コンサルティング会社などにおいて実務を経験してきたビジネス経験豊富な教員です。また、起業家、企業経営者、政策担当者などの専門家を講師もしくは特別講師として招聘し、生きたビジネス知識の修得をめざします。

密度の濃い双方向参加型授業

本専攻の授業は、実践的グループ学修であるPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の手法に沿って行われます。ディスカッションを通して、問題解決手法と市場価値創出のための能力を身につけます。

充実したビジネスプラン(事業計画)・論文執筆の研究指導体制

ビジネスプラン作成もしくは研究論文執筆が修士号取得の条件です。学生は修了に際して、「ビジネスプラン作成」か「研究論文執筆」かのどちらかを選ぶことができます。研究論文執筆およびビジネスプラン作成は、所属研究室の担当教員による指導を中心に、定期的に各専門分野の教員からアドバイスを得ることにより、重層的に行われます。

授業科目

主な基礎・専門科目

プロジェクトマネジメントⅠ・Ⅱ

現代の産業活動において、あらゆる企業活動は「プロジェクト」と関連しています。プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを成功裏に完了させることをめざして行われるさまざまなマネジメント活動のことです。起業においても、その事業を軌道に乗せるためには、適切なプロジェクトマネジメントの観点が重要です。この授業では、事例分析を通して、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)をベースに、プロジェクトマネジメントの構成要素およびアクティビティについて理解します。

マネジメントコントロールⅠ・Ⅱ

企業経営において企業価値向上に向けて戦略を実現する際に、マネジメント・コントロール(何を目標として組織をリードするか)は大きな課題です。この講義では、企業価値向上の視点と、それを実現するための目標の関係性の理解をめざしています。

経営学Ⅰ・Ⅱ

この授業では、経営学の基礎や経営学(マネジメント)のさまざまな概念を、教科書を通じて学びます。この授業を履修することで、経営学に関連する基本的な用語を理解し、説明できるようになります。日本企業が抱えている課題を理解します。企業経営に関する議論に参加し、意見が述べられるようになります。修士論文などの中で、経営学の基本的な枠組みや、参照した書籍の理論的枠組みで議論ができるようになります。

3つのポリシー

アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシーの情報はこちら