片柳研究所 東京工科大学

研究センター

医用工学プロジェクト

概要
1
洋上医療用リモートドクターシステムの研究開発
移動中の航空機や船舶上の救急患者に対して、衛星通信を介して触診・視診・聴診・縫合処置・血液検査などを可能にする遠隔診察システムの開発をめざします。国際線航空機や遠洋マグロ漁船などにおける急病人に対し、質の高いケアを施すことが可能となります。
2
医療機器開発における安全性認証に関する研究
米国等に比べ遅れていると言われる、わが国の医療機器開発における安全認証について、現役外科医の視点とノウハウを生かして研究を進めます。安全認証に関するガイドライン作成のほか、中小医療機器メーカーの製品開発にあたっての安全性認証サポート、医用ミニブタを利用した手術設備の提供及び手術サポートなどを行います。
3
その他の研究
内視鏡利用による低侵襲外科手術システムの開発や、航空事故の人間工学的解析に関する研究などもテーマとしています。
洋上医療用リモートドクターシステム
<洋上ユニット>
CCDカメラ、レーザーポインター、音声+画像リンクシステム、聴診・触診ユニット、心電計、超音波診断装置、各種センサ、洗浄+ステイプリングユニット等を装備

<地上ユニット>
遠隔からの視診、聴診、触診+エコー、心電図解析、救急処置(洗浄・縫合等)の指示
■研究担当者:篠原一彦
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