片柳研究所 東京工科大学

研究センター

パーソナルプロテインチッププロジェクト

概要
生命現象や病気の原因となるタンパク質を解析するための画期的デバイスとして注目される「パーソナルプロテインチップ」の開発プロジェクトです。研究には、東京工科大学、独立行政法人産業技術総合研究所バイオニクス研究センター、シャープ(株)、凸版印刷(株)、熊本大学の5者が参加し、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を受け、3年後の実用化をめざしています。

背景・意義 
タンパク質の設計図ともいえるヒトゲノムは解明されましたが、タンパク質自体が解析されなければ医療に役立てることはできません。タンパク質の働きや量を把握することにより、はじめて正確な診断や治療が可能になりますが、それには多くの費用と時間がかかってしまうのが現状です。本プロジェクトでは、最先端のバイオテクノロジーとナノテクノロジーを基盤にして数センチ角のチップを開発し、その上でまるで星空を見るように簡単にタンパク質を調べられる技術の実用化を目標にしています。このチップを利用すればタンパク質の定期的なチェックが手軽に行えるようになり、病気の早期発見や、一人ひとりに合わせたテーラーメイド医療の実現に大きく貢献します。

パーソナルプロテインチップのイメージ
パーソナルプロテインチップのイメージ
プラズマ重合装置
プラズマ重合装置
プラズマの様子
プラズマの様子
■研究担当者:軽部征夫軽部征夫/矢野和義矢野和義
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