学長コラム第8回「大学入試の意味とは何か?」
こんにちは、学長の大山です。11月も終わりに近づき、みなさん、入試を強く意識し始めている頃だと思います。今年度も新型コロナウイルス感染症の流行で、何かと不安を抱えることが多いとは思いますが、今のところ本学は例年通り、発表されているスケジュールで入試を実施する予定です。
また、来月には入試に関する色々なことが動き出します。12月17日(金)からは、奨学生入試の出願受付が始まります。奨学生入試は、その合格者103名に対して、4年間、奨学金を支給するという制度です。仮に奨学金がもらえる範囲に入れなくても、試験結果が規定のレベルを超えていれば、一般入試の合格者として認めるという制度もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。今回は試験会場を八王子キャンパス、蒲田キャンパス、さいたまに加え、仙台、新潟、静岡、名古屋の計7会場に増設しています。コロナ禍で都心の受験会場に足を運びにくい方も、近くの会場を選んで受験できるので、ぜひこの機会を活用してほしいと思います。
同じく12月17日(金)からは、A日程と大学入学共通テスト利用試験(前期)の出願受付も開始されます。詳しい募集要項は、本学ホームページ等で確認してください。
それから、12月1日(水)~31日(金)の期間、「駿台予備学校によるプレ入試解答解説講座」(申込制・参加無料)のオンライン配信が予定されています。駿台予備学校が東京工科大学の過去の入試問題を分析して作成した問題を本学のWebサイトに掲載しますから、その問題を解いてみてください。後日、サイト上で科目別の解答解説講座を公開するので、出題傾向の対策に活用できますよ。また、イベント参加者でアンケート回答にご協力いただいた人には、“赤本”のプレゼントもあります。
さて、色々と入試情報をお伝えしてきましたが、みなさんは、大学入試の意味について考えたことはありますか? たいていの人は、「受験勉強なんて嫌だな」と思っていることでしょう。「なぜ勉強しないといけないの?」「これを勉強して何になるの?」と思うこともあるはずです。かく言う私も、試験前に限って他の本を読みたくなるなど、逃避することがありました(笑)。しかし大学側からすれば、みなさんが入学後、しっかり大学の授業について行けるように、そのための基礎知識を身に付けていることを入試で確認したいという意図があります。さらに、みなさんには、受験勉強というプレッシャーの中をやり抜いてきたという力や自信を身に付けておいてほしいのです。
入試に合格するということは大変、努力を要することです。その背景には、勉強の仕方や時間配分などを自分なりに考え、戦略を立てて取り組んできたという事実があります。それなくして合格はできません。
ですから、大学合格のためにできることは、何でも最優先でやりつくすくらいの意気込みで頑張ってください。今回、紹介した「駿台予備学校によるプレ入試解答解説講座」のようなイベントを自ら探して、どんどん挑戦してみましょう。最近は無料のものも多く、手軽に参加できるようになっていますからね。
長い人生の中のひとつの通過点として、自分なりの考えや意気込みを持って、一生懸命取り組んだことは、将来、決して無駄にはなりません。本当ですよ。しっかりと受験を乗り切ってください。