学長コラム第2回「学生の挑戦や多様な出会いをサポートする東京工科大学の制度・環境」
2022年5月27日掲出
こんにちは、学長の大山です。前回は大学を、「新しいことに挑戦する場」「異なる人・世代・考えと出会う場」としてほしいという話をしました。今回は、そういう学生の挑戦や出会いをサポートする本学の制度・環境について取り上げましょう。
まず、カリキュラムとしては、1年生を対象に「フレッシャーズゼミ」を設けています。いわゆるクラスのように学生を約10名ずつに分け、1人の教員を担任として、週に一度、集まる機会を用意しています。そこでは専門や研究の話、履修方法などについて話しますが、大きな狙いは、定期的に10名程度の学生が会う機会をつくることにあります。そこで友達をつくって、徐々に他のクラスへと交流を広げていくきっかけを与えたいわけです。学生にはこういう機会をうまく利用して、仲間や知り合いをつくってもらえたらと思っています。
また、2年生以上を対象とした教養教育科目に「アカデミックスキルズ」という演習科目があります。そこでは、文章の書き方やプレゼンテーションの方法などについてグループワークを通して学ぶのですが、複数学部の学生が同時に受講するような仕組みになっています。色々な学部の学生がグループを組むことで、お互いが普段どういう考え方をしているのかを知るきっかけにできればと考えてのことです。もともと「心理学」などの人文社会系教養科目は、複数学部を対象に開講されていますが、大人数の授業になることが多いです。かといって、少人数の授業を複数の学部で組むことはカリキュラム上、難しいところがあります。それをなんとか他学部の人と同じグループになる形にできないかと、「アカデミックスキルズ」で取り組んでいるところです。
それから、八王子キャンパスにある工学部、メディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部の4学部で実施している「コーオプ教育」も社会や人との出会いの場と言えるでしょう。これは学内の授業と学外での就労経験型学修を組み合わせた教育プログラムで、学生は一定期間、企業で働くことで、就業経験、報酬、大学の単位を得ることができます。これを通して学生は、社会で働く多様な年齢層の人に触れ、自分の専門とは関係なく、会社内には色々な仕事があることを知り、それを経験する機会としています。
各学部でも学生の挑戦や出会いのきっかけとなる試みがいくつも用意されています。例えば、化粧品研究サークル(LCC)では、学生が自分たちで化粧品を企画して、実際に販売するという面白い試みをしています。応用生物学部の食品・化粧品専攻化粧品コースの学生が主体となって取り組んでいるようで、外部企業の協力を得て、既存の化粧品にはないものをつくろうと頑張っています。このように専門や授業に関連する内容で、学生が主体的に取り組んでいるサークルもありますから、そういうものに学生はどんどん飛び込んでいってほしいですね。また、コンピュータサイエンス学部では、実際に起業するための実践イベントを行っていて(Startup Weekend Tokyo Hachioji)、学外の人と一緒にビジネスプランを練り、投資家の前で発表しているようです。このイベントには教員も審査員やコーチとして参加していますが、授業ではありませんから、やってみたいと思う学生が飛び込まないと始まりません。そういう意味では、いくつかの機会は大学側で用意しているので、学生にはそういうものへの参加をひとつのきっかけとして、何か新しいことを始めてほしいですね。
もちろん既存の部活やサークルに入る以外に、自分たちで何かの研究会やサークルをつくってみるという選択肢もあります。その活動をサポートするシステムも本学にはありますから、学務課に相談してみてください。
このように学生が自分で何かに取り組もうと思えば、キャンパスのあちこちに、そのきっかけがたくさん散らばっています。大学は授業を聞いて、試験に答えて、単位を取れたら良いというところではありません、それだけでは、つまらないですからね。大学生活を充実させるには、自分で何かを始めるしかありません。イノベーションを起こそうといった大きな話ではなく、「何かちょっと自分でやってみようかな」という意識を持ってくれたらうれしいです。本学にはそういう学生の背中を後押しするシステムが整っているので、どんどん活用してください。
まず、カリキュラムとしては、1年生を対象に「フレッシャーズゼミ」を設けています。いわゆるクラスのように学生を約10名ずつに分け、1人の教員を担任として、週に一度、集まる機会を用意しています。そこでは専門や研究の話、履修方法などについて話しますが、大きな狙いは、定期的に10名程度の学生が会う機会をつくることにあります。そこで友達をつくって、徐々に他のクラスへと交流を広げていくきっかけを与えたいわけです。学生にはこういう機会をうまく利用して、仲間や知り合いをつくってもらえたらと思っています。
また、2年生以上を対象とした教養教育科目に「アカデミックスキルズ」という演習科目があります。そこでは、文章の書き方やプレゼンテーションの方法などについてグループワークを通して学ぶのですが、複数学部の学生が同時に受講するような仕組みになっています。色々な学部の学生がグループを組むことで、お互いが普段どういう考え方をしているのかを知るきっかけにできればと考えてのことです。もともと「心理学」などの人文社会系教養科目は、複数学部を対象に開講されていますが、大人数の授業になることが多いです。かといって、少人数の授業を複数の学部で組むことはカリキュラム上、難しいところがあります。それをなんとか他学部の人と同じグループになる形にできないかと、「アカデミックスキルズ」で取り組んでいるところです。
それから、八王子キャンパスにある工学部、メディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部の4学部で実施している「コーオプ教育」も社会や人との出会いの場と言えるでしょう。これは学内の授業と学外での就労経験型学修を組み合わせた教育プログラムで、学生は一定期間、企業で働くことで、就業経験、報酬、大学の単位を得ることができます。これを通して学生は、社会で働く多様な年齢層の人に触れ、自分の専門とは関係なく、会社内には色々な仕事があることを知り、それを経験する機会としています。
各学部でも学生の挑戦や出会いのきっかけとなる試みがいくつも用意されています。例えば、化粧品研究サークル(LCC)では、学生が自分たちで化粧品を企画して、実際に販売するという面白い試みをしています。応用生物学部の食品・化粧品専攻化粧品コースの学生が主体となって取り組んでいるようで、外部企業の協力を得て、既存の化粧品にはないものをつくろうと頑張っています。このように専門や授業に関連する内容で、学生が主体的に取り組んでいるサークルもありますから、そういうものに学生はどんどん飛び込んでいってほしいですね。また、コンピュータサイエンス学部では、実際に起業するための実践イベントを行っていて(Startup Weekend Tokyo Hachioji)、学外の人と一緒にビジネスプランを練り、投資家の前で発表しているようです。このイベントには教員も審査員やコーチとして参加していますが、授業ではありませんから、やってみたいと思う学生が飛び込まないと始まりません。そういう意味では、いくつかの機会は大学側で用意しているので、学生にはそういうものへの参加をひとつのきっかけとして、何か新しいことを始めてほしいですね。
もちろん既存の部活やサークルに入る以外に、自分たちで何かの研究会やサークルをつくってみるという選択肢もあります。その活動をサポートするシステムも本学にはありますから、学務課に相談してみてください。
このように学生が自分で何かに取り組もうと思えば、キャンパスのあちこちに、そのきっかけがたくさん散らばっています。大学は授業を聞いて、試験に答えて、単位を取れたら良いというところではありません、それだけでは、つまらないですからね。大学生活を充実させるには、自分で何かを始めるしかありません。イノベーションを起こそうといった大きな話ではなく、「何かちょっと自分でやってみようかな」という意識を持ってくれたらうれしいです。本学にはそういう学生の背中を後押しするシステムが整っているので、どんどん活用してください。