東京工科大学メディア学部が、演習でスマートフォンのアプリ開発ができる授業「スマートサービスデザイン」を開始
東京工科大学メディア学部では2013年より、3年次の専門演習でスマートフォンのアプリ開発ができる授業「スマートサービスデザイン」を開始しました。これは、Webシステムの構築やモバイルアプリの開発などを手がけるアシアル株式会社の協力により行うものです。前期は30名が受講し、学生らはモバイルアプリ開発用のプラットフォームを活用。スケジュール管理や学内向け掲示板の閲覧などを行えるアプリを開発しました。これらの実績を踏まえ、後期には40名での演習を9月より行います。
メディア学部は3年次生を対象に、4年次の卒業研究に向けて必要となる技術や手法を修得するメディア専門演習を行っています。
このたび、その新テーマとしてスマートデバイス用のガジェットサービスを構築する授業「スマートサービスデザイン」(藤澤公也講師、上林憲行教授)を立ち上げました。
この演習には、アシアル株式会社の全面的な協力の下、同社が提供する最先端のWeb標準のHTML5、JavaScript、CSSでスマホアプリ未経験者でも簡単にアプリ開発が行えるプラットフォーム「Monaca」を、大学教育の現場に正式に導入。2013年度前期の講義として、受講生30名を対象に日本で初めて教育演習を実施しました。
7月26日には、アシアル株式会社の関係者も参加して演習の成果発表会を行いました。発表会では、学生らが最先端の「Monaca」を活用し、スマートフォンの機能を盛り込んだユニークなスマートサービスを提案するとともに、実機でのデモが行えるレベルの技術習得が短期間で可能であることを確認。実学主義に基づく産学連携教育の具体的な成功事例の一つになりました。
これらの実績を踏まえ、後期には40名での演習を9月より行います。
2013年度前期の講義での学生作品例
「東京工科大ツール」の概要:
学生生活を便利にするためのツール。いくつかの汎用的な機能に加えて、同大で提供されているいくつかのサービスを利用できるようになっています。
具体的には、以下の機能が利用できます。
○汎用機能
・Todoリスト
・パスワードマネージャ
○工科大サービス利用機能
・学内向け連絡掲示板の閲覧
・Webメール用クライアント
「ざっくりプランナー」の概要:
複雑な機能を全て排除した簡易スケジューラ。シンプルに、今日・明日の予定のみを1時間単位の枠で選択式の内容を埋めていくツール。
空き時間の把握が容易にでき、「ざっくり」とプラン設計ができる。おまけ機能として、その日を振り返って採点することもできます。
端末を振ることで「がんばりましょう」から「よくできました」まで5段階の採点ができます。
■Monaca Webサイト
http://monaca.mobi/
■アシアル株式会社Webサイト
http://www.asial.co.jp/
研究内容の詳細などこの件に関しての報道機関からのお問い合わせ先
■東京工科大学 メディア学部 藤澤公也
E-mail:fujisawa(at)stf.teu.ac.jp
※(at)はアットマークに置き換えてください。