東京工科大学コンピュータサイエンス学部が、日本最大級の光・レーザー技術展「Photonix 2014」に出展
4月16日(水)~4月18日(金)まで、東京ビッグサイトにて開催される日本最大級の光・レーザー技術展「Photonix2014 第14回光・レーザー技術展」において、コンピュータサイエンス学部の光エレクトロニクス研究室(三田地研究室)と生活情報と磁気・DNA研究室(鶴岡研究室)がそれぞれブース出展および口頭発表を行います。
コンピュータサイエンス学部では、情報通信技術を活用して私たちを取り巻く生活環境をより良くし、人々が暮らしやすい安心・安全な社会の実現を追求する研究をおこなっています。今回「Photonix2014 第14回光・レーザー技術展」において、安心、安全、健康生活を目的に、生活の中にある身近なセンサ“ヒューマンシグナルインターフェイス”の研究を行っている「光エレクトロニクス研究室(三田地研究室)」、DNA情報をいつでもどこでも測定することを目指し、レーザーダイオードを用いた小型測定装置の開発研究を行っている「生活情報と磁気・DNA研究室(鶴岡研究室)」から出展および口頭発表を行います。
発表日時・内容
■光エレクトロニクス研究室 三田地 成幸教授:
4月16日(水)15:30~16:00
F-SASセンサ小型試作機
「光ファイバ型睡眠時無呼吸センサの小型化と人間ドックにおけるSASのスクリーニング」
呼吸による側圧変化を信号光変化として捉える光ファイバを用いた睡眠時無呼吸センサ (F-SASセンサ)を開発し、ホテルや人間ドックへの適用も可能な多チャンネルF-SASセンサシステムを実現してきました。本発表では、人間ドックにおける従来型F-SASセンサシステムと共に、今回新たに開発した小型F-SASセンサでの呼吸障害指数RDI(proAHI)の解析結果と、同時測定のパルスオキシメータ(PLSX)によるODI3%との比較結果を報告します。小型化により病院やホテルの全ベッドに搭載し、睡眠時無呼吸症候群の患者の早期発見に貢献できます。
・教育効果:
大学付属病院の医師や企業の技術者と打ち合わせを重ね、解析ソフトの完全自動化を進める上において、本学学生が改良アルゴリズムの提案を行ったり、医師の方々と共著で学生が学会発表を行ったりする経験は教育上きわめて貴重な経験となっています。今回も3日間ポスター説明要員として4名の新4年生が展示会に参加予定です。
■生活情報と磁気・DNA研究室 鶴岡 誠教授:
4月18日(金)14:00~14:30
設計段階のDNA情報測定装置
「小型装置によるDNA情報計測」
将来、人びとの生活や安全に対する寄与が広がってゆくものと予想されるDNA情報について、いつでもどこでも測定することを目指し、レーザーダイオードを用いた小型測定装置の開発研究を行っています。この装置は、レーザー光の特徴を活かし、測定サンプルと試薬の総量が1マイクロリッタ以下という微量で測定が可能です。また、測定結果はデータベースに格納され、ソフトウェアによる結果判定の自動化も仕様となっています。並行して研究しているDNA情報測定試薬を用いて、生活廃水から特定の微生物DNAを測定した例を報告します。
別途、会期中の3日間は関連研究のポスターを展示し、東京工科大学、博士前期課程および後期課程に在籍する学生2名ずつ計6名により説明を行います。
研究内容の詳細などこの件に関しての報道機関からのお問い合わせ先
■東京工科大学 広報課
Tel.042-637-2119 / E-mail. pr(at)stf.teu.ac.jp
※(at)はアットマークに置き換えてください。