ブログ分析・自動分類AIなど実用化予定の研究をCEATECJAPAN2018で紹介
LINEなどのチャット要約・解析AIボットの体験デモも
10月16日〜19日 CEATEC JAPAN2018にて
東京工科大学(東京都八王子)は、AIによる会話データの解析技術などを応用した産学協同による研究成果を、10月16日(火)から19日(金)に幕張メッセにて開催される「シーテック ジャパン 2018」(小間番号:B031)にて紹介いたします。
本展では、本学教養学環およびコンピュータサイエンス学部を中心とした「ディープラーニング・対話・まなびプロジェクト」による、ブログやチャットなど大規模な文章や会話データのAI解析技術を応用した、実用化予定の事例を紹介いたします。また、LINEなどのグループチャットに招待すると会話内容を要約・解析してくれるAIボットの体験デモも実施いたします。
同プロジェクトは、2010年からの長年にわたる研究と実践をベースに、個別のニーズに応じた最適なディープラーニング技術の適用、AIに学習させる教師データの構築、解析結果を処理する人材育成といったノウハウを活かした企業・団体との協働研究を行っています。
【主な紹介事例】
■ブログポータルサイト「にほんブログ村」のカテゴリの自動分類とタグ付けAI
株式会社ムラウチドットコム(東京都八王子市)が運営するブログポータルサイト「にほんブログ村」のブログ記事を分析し、どの記事に属するかを自動分類する仕組みを研究開発。2018年内に実用化予定。
■音声入力を整形・報告書化する業務支援AI
株式会社ビズオーシャン(東京都中央区)との共同開発。音声入力されたデータから必要な部分を抜粋・要約し、定型の報告書に整形する仕組みを、同社の業務支援AIソフト「SPALO(スパロ)」にて2019年に実用化予定。
【ディープラーニング・対話・まなびプロジェクト】
PBL(Problem Based Learning)を中心としたアクティブラーニング支援の整備と高度化を目的とした研究プロジェクトとして2010年にスタート。2014年より学習データの分析に深層学習を取り入れています。ブログやチャット、コールログなどの大規模な言語・会話データを対象に、発言内容や意図、対話の進行状況といった多様な視点からの解析と可視化に取り組んでおり、現在、複数の企業・団体と産学共同研究を進めています。2017年および2018年国際会議「eLmL」IARIA Best Paper Award(最優秀論文賞)受賞。2018年コンピュータ利用教育学会(CIEC)学会賞 論文賞受賞。
(担当教員:稲葉竹俊教養学環教授、柴田千尋コンピュータサイエンス学部講師、安藤公彦片柳研究所講師)
【概要】
日 程 2018年10月16日(火)〜19日(金)
場 所 CEATEC JAPAN2018会場内 AI/ビッグデータ/サイバーセキュリティエリア(小間番号:B031)
協 力 株式会社ムラウチドットコム、株式会社ビズオーシャン、FXcoin ほか
※同展には、本学コンピュータサイエンス学部田胡研究室「オタクのためのIoTプロジェクト」も出展いたします(特別テーマエリア/小間番号:S005-21)。詳細は同ホームページ(https://www.iotaku.jp/top)まで。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人片柳学園 出版部 大田
TEL:042-637-2109
ohta(at)stf.teu.ac.jp
※(at)は@に置き換えてください。