新⼊⽣の「コミュニケーションツール」利⽤実態調査を発表

2025年5月13日掲出

InstagramがXを上回り初の2位、近年は男子で増加　TikTokは6年連続増の約半数、BeReal.は女子の半数近く利用

　東京工科大学（東京都⼋王⼦市、学⻑香川豊）では、2025年度の新入生を対象に、SNSなどコミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施いたしました（調査時期：2025年4月、サンプル数：1,589人、男女比：56対44）。以下の通り結果をご報告いたします。この調査は2014年から実施しており、今回で12回目となります。

調査結果サマリー

■Instagramが10年連続増の8割超、Xを上回り初の2位: SNS利用率では、LINE(99.3％)が2014年の調査開始以来11年間トップ。Instagram(3.0ポイント増82.6％)は10年連続増の8割超となり、X(旧Twitter)を上回り初の2位となりました。Instagramは、女子(91.6%)は2022年以降9割超で横ばいに対し男子(4.0ポイント増75.5%)は伸び続けており男女差が縮小しています。X(2.7ポイント減78.2%)は3年連続で微減となり、10年ぶりに8割を下回りました。
■TiKTokは6年連続増で約半数に。初調査BeReal.は女子の半数近く利用: 6年連続増のTiKTok(2.5ポイント増48.5％)は、女子(64.8%)が男子の約1.8倍となっています。初めて調査したBeReal.(34.4%)は、女子(47.7%)が男子の約2倍となる半数近くが利用しており、若い世代での人気を裏付ける結果となりました。またDiscord(41.9%)は男子(57.1%)が女子の約2.5倍、Pinterest(24.4%)は女子(41.0%)が男子の約3.7倍の利用率となっています。
■連絡手段はLINEが11年間トップ。InstagramのDMが半数超に: 利用率と共に連絡手段でもLINE(98.3%)が11年間トップ。続いてInstagramのDM(3.3ポイント増51.3%)が初めて半数超となりました。3位のDiscord(23.9%)は男子(2.6ポイント増33.9%)が女子の約3倍となっています。XのDM(1.2ポイント減12.6%)は3年連続で減少、キャリアメール(0.2ポイント増13.2%)はこれをわずかに上回りました。
■YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixなど横ばい。TVerは6年連続増: 動画サービスは、YouTube(98.6%)が2019年以降連続で95%以上をキープ。2位のAmazonプライム・ビデオ(0.4ポイント増46.1％)、3位のAbema(0.5ポイント減29.8%)、4位のNetflix(1.7ポイント増28.9%)はいずれも横ばい。6年連続増のTVer(1.8ポイント増28.6％)はこれらに並ぶ水準となりました。
■iPhone利用率は約8割の高水準維持も2年連続減少傾向: iPhoneの利用率(1.6ポイント減78.0％)は約8割の高水準を維持する一方、昨年に続き2年連続の微減となりました。iPhone以外(1.5ポイント増21.9％)は同微増傾向となっています。
■PayPay利用が3年間で2.3倍の約7割に。電子マネー普及進む: 電子マネーの利用率ではPayPay(8.7ポイント増69.0％)が3年間で約2.3倍となる約7割に達し、他サービスに比べ大きく伸びています。また全体でも96.8％が電子マネーを利用しています。

調査概要

調査日：	2025年4⽉1⽇〜4⽉24⽇
調査対象：	2025年度の東京⼯科⼤学新⼊⽣（⼋王⼦キャンパス、蒲⽥キャンパス）
サンプル数：	1,589人（回答率85.8%）
調査方法：	Moodleによるオンラインアンケート ※2014年〜2019年は対⾯記⼊⽅式