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国内における難聴児への療育プログラム普及・理解促進へ 大阪・関西万博オーストラリアパビリオンにて開催のスピーチイベント メディア学部がドキュメンタリー映像コンテンツを制作

 
2025年6月18日掲出

 東京工科大学(東京都八王子市、学長:香川豊)メディア学部では、オーストラリアで難聴児の⽀援活動を行う⾮営利団体The Shepherd Centre(シェパードセンター)が主催し、6⽉29⽇(⽇)に大阪・関西万博の同国パビリオンで開催される招待者(注1)向けイベント「Power of Speech」のドキュメンタリーを中心とした映像コンテンツを制作いたします。
 同イベント「Power of Speech」は、50年以上にわたり難聴の⼦どもや家族への包括的療育プログラム支援を行っている同団体が人工内耳装用児の療育システムへの理解と支援を呼びかけるための取り組みで、今回は、難聴児の療育に関⼼を持つ国会議員や医師、言語聴覚士ら招待者約100名を対象に、人工内耳を装⽤する日豪の子どもや大人5名がスピーチを行います。
 映像コンテンツの制作は、同学部聴覚障害支援メディア研究室の吉岡英樹講師のプロデュースのもと、同3年生を中心したプロジェクト演習「intebro(インテブロ)」の学生メンバー約6名(注2)が、プロの作家と共同で現地での撮影や編集作業に参加します。同イベントのドキュメンタリーや人工内耳の基本解説など盛り込んだ数分程度の内容で、同団体の日本版サイトやSNSコンテンツとして2025年9月頃をめどに一般公開される予定です。

■国内での「人工内耳」療育プログラムの普及促進へ
 ⼈⼯内⽿は、聴覚障害があり補聴器での装⽤効果が不⼗分である⽅に対する聴覚獲得法として現在世界で最も普及している⼈⼯臓器の1つとされています(注3)。⽇本では、全国に先駆け静岡県とシェパードセンターが連携協定を締結し、2025年度より同県⽴病院における療育プログラム導入の取り組みが開始されました。一方で療育⽀援体制は全国的にはまだ⼗分に整備されておらず、本コンテンツの制作・配信を通して国内における普及に向けた理解促進が期待されます。

(注1)イベントは一般公開されません。耳鼻科医や言語聴覚士など難聴児の支援に関わる方々や、全世代の総合的な難聴対策を推進している自由民主党「難聴対策推進議員連盟」会⻑の上川陽⼦衆議院議員らが出席予定。
(注2)イベント現地での撮影に参加する学生は3名程度予定
(注3)出典 ⼀般社団法⼈⽇本⽿⿐咽喉科頭頸部外科学会 ⼈⼯内⽿について

ドキュメンタリー映像コンテンツ制作


■メディア学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/media/index.html