コンピュータサイエンス学部長　星徹教授

受験生のみなさん、こんにちは、コンピュータサイエンス学部長の星徹です。
コンピュータサイエンス学部は、コンピュータサイエンスを学部名にしている我が国唯一の学部です。
　 コンピュータサイエンス学部は、柔軟性の高いコース制を採用しており、ICT (Information and Communication Technology)に関する要素技術からシステム、サービスに至る幅広い領域を対象とし、注目される分野を７つのコースとして提供しています。また、60名近くの教員を要する本学最大の学部で、アカデミア出身の教員と産業界出身の教員が協調して、最先端のＩＣＴ実学の教育と研究指導を行っているのが特徴です。
それにより、実社会に役立つ知識と専門技術を身に付け、実践力と調整力を持った人材を育成しています。
コンピュータは身の周りのあらゆる機器に入り込み、我々の暮らしを楽しく便利にしてくれました。また、無数のコンピュータで構成されたインターネットは世界中の人々を繋ぎ、あたかも隣人のようにコミュニケーションをとるようにしてくれました。そして、ネットワークで結ばれた大規模なコンピュータシステムは、社会情報基盤として、産業、経済、行政、医療など、国の基幹を支える要になっています。まさに、長年の夢であった、ユビキタス情報社会が到来したわけです。
では、これからどうなっていくでしょうか？　クラウド、スマートフォン、電子ブック、グリーンＩＣＴ、スマートグリッドなど、ＩＣＴにおけるわくわくするような新しい流れが次々と起こっています。これらを捕まえ、ＩＣＴで未来を創りだすのは皆さんです。コンピュータサイエンス学部は、このような課題に取り組むための知識、技術を学べる魅力的なコース群を用意し、諸君を待っています。
ＩＣＴ技術を身につけ、このような課題を解決していき明日の世界を創っていくＩＣＴプロフェッショナルになろうではありませんか。 コンピュータ、ネットワーク、システムの基礎から、ロボット、インターネット上のビジネスまで、他大学の追随を許さない多様で幅広い学問分野を、「コンテンツプログラミングコース」、「ロボットコース」、「インターネットサービスコース」、「モバイル・ネットワークコース」、「システムエンジニアリングコース」「金融・流通コース」、「生活・環境情報コース」で提供します。
また、コースへの配属は2年次に行います。入学時に急いで決める必要がないので、1年の時にゆっくりと検討し、2年時になるときに選べばよいわけです。しかも、4年次の卒業研究では、選択したコースに関係なく研究室とテーマを決めることができる柔軟性の高いカリキュラムを用意しています。つまり、自由度が非常に高いのがコース制の特長です。これにより、将来設計をじっくり行えると共に、諸君のやりたいことが必ずみつかると確信しています。コンピュータサイエンス学部は、諸君を限りない夢を実現するICTの世界へ誘い、ICTプロフェッショナルとして育み、応援します。
入試まであとわずかですが、風邪などで体調を崩さないように、くれぐれも健康管理に気をつけてください。