コンピュータサイエンス学部卒業生が第55次日本南極地域観測隊の「LAN・インテルサット」を担当

　国立極地研究所が実施する南極地域の気候や生態系の解明の為の観測活動をする第55次日本南極地域観測隊にコンピュータサイエンス学部の卒業生、濱田彬裕さんが「LAN・インテルサット」部門として参加します。濱田彬裕さんは本学を卒業後KDDI株式会社に就職、KDDI株式会社から20代で初めて日本南極地域観測隊に採用され、2013年11月22日から2015年3月末の期間に参加します。南極にある昭和基地から日本国内または世界とのインターネット通信を可能にする環境の運用保守をし「インテルサット」と呼ばれる衛星設備を主として運用保守をします。加えて、他隊員のパソコン等のOAサポートからサーバー運用や国内の小中学校と衛星通信を介しての南極教室の定期開催など幅広く任されます。

濱田さんのコメント：
　東京工科大学で培ったITスキルを武器に、KDDI社内の運用保守業務に5年間従事してきました。この度様々な縁により第55次日本南極地域観測隊のLAN・インテルサット担当として選出され日本国の南極観測事業に尽力させて頂けますことを光栄に思います。南極観測は1956年当時敗戦したばかりの日本を勇気付けた歴史のある偉大な事業です。この事業と私を紐付ける土台となったのは大学で培った技術と多様な経験でした。これから2015年3月までの間、南極の地でこれまでに得たものを如何なく発揮して参ります。

「しらせ」船上にて

第55次南極地域観測隊員「しらせ」乗組員 壮行会にて