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小学生対象のワークショップ『きみもゲームクリエイター!』開催報告

2014年7月11日掲出

『紅白まんじゅうを分類しよう!ゲーム』に挑戦する子どもたち

 次世代ゲーミフィケーション研究室 岸本好弘です。
7月6日(日)、ギャラクシティ(足立区こども未来創造館)にて小学生を対象としたワークショップ『きみもゲームクリエイター!~算数の考え方が身についちゃう!?おもしろゲーム、グローバルマス体験~』を開催しました。

 これは2012年度から当研究室が参加している株式会社ベネッセホールディングス主催「グローバルマスプロジェクト」に関連するもので、今回も同社の協力を得、当研究室の学生が中心となって企画・運営し、小学3年生を中心に29名の小学生に参加していただきました。

 「グローバルマスプロジェクト」は、機械的な計算や公式の暗記ではなく、論理的に考える〈数学的思考力〉の育成を目的としており、算数や数学の授業が苦手な子どもでも楽しく遊びながら〈算数的な考え方〉を身につけられる様々なタイプのゲームを教育現場に提供する実践を行っています。
今回は、当研究室の学生が企画した、体を使って〈分類のルール〉を学ぶ『紅白まんじゅうを分類しよう!ゲーム』と、インターネット上の数学ゲームサイト「グローバルマス」で遊んでもらいました。
 『紅白まんじゅうを分類しよう!ゲーム』は、1メートル程の棒1本を使い、あらかじめ配置の決められた大小の〈紅白まんじゅう〉を様々なパターンで分類するゲームです。たった1本の直線を引く場所によって、数、色、大きさの組み合わせが異なる何通りもの〈分け方〉が可能です。小学生たちは2人1組になって、問題を出す側と答える側に分かれて、分類の方法を話し合ったり、色々な位置に棒を置いてみたりしながら、できるだけ多くのパターンの発見に挑戦しました。ワーク後の発表会では、どのように考えて〈分け方〉を見つけていったのかを子どもたち自身に発表してもらいましたが、参観した保護者の方々が驚くほどしっかりした論理的な思考をしていたことが確認できました。

左:『紅白まんじゅうを分類しよう!ゲーム』の説明をする学生と聴き入る子どもたち、右:「グローバルマス」体験の様子

リーダー鈴木成美(メディア学部4年)

 参加した小学生からは「楽しかった」「ほんとに遊びながら分類の方法が学べた」という感想をいただきました。
 今後の活動予定としては、昨年度に引き続き大学コンソーシアム八王子主催『夏休み子どもいちょう塾』において、7月27日(日)に今回と同内容のワークショップを行います。今回の反省を踏まえ、参加してくれる小学生にも、また運営に当たる学生たちにとっても、より実りあるものにして行きたいと考えています。