Global Math 2013 コンテストにメディア学部学生が参加
2014年3月21日(金・祝)、新宿三井ビルディングベネッセコーポレーション新宿オフィスで開催されたGlobalMath2013コンテスト成果発表会に本学よりメディア学部生20名が参加いたしました。GlobalMathとはベネッセコーポレーションが提供しているインターネットの数学ゲームプラットフォームで、様々な国のクリエイターが作った数学ゲームを無料でプレイしたり、自分が作ったゲームを登録し、世界中のプレイヤーに遊んでもらえるというものです。
今年度は大学生、高校生、中学生など様々な年代から100名以上の学生・生徒、22チームが参加し、本学からはメディア学部プロジェクト演習ゲームデザインを受講した1~3年次の学生30名5チームが2ヶ月という短い期間で数学ゲームを制作する開発部門に参加しました。
第一部の「グローバルマス活動概要」では、今回アドバイザーとして参加した本学メディア学部岸本准教授がゲーム教育について紹介しました。
第二部の「ゲームコンテンスト」では、参加者により数学ゲームの22作品が発表されました。
■イーター コロピタ~Roll&Stop~ |
■チームたんぽぽ BLOCK・ARTIST |
■Think ROUTE QUEST |
■Team Colorful Paint Paint |
■TIGteam レーストラッククリエイター |
第三部の「表彰式」では、優秀な10チームが表彰されましたが、その中で本学のチームたんぽぽの作品「BLOCK・ARTIST」が、数学ゲームとしての完成度の高さを評価されて最優秀賞に選ばれました。またTeam Colorfulの作品「Paint Paint」が数学の四色定理を利用したゲームであることを評価され審査委員賞を受賞しました。
■BLOCK・ARTIST
チームリーダー村上和希(メディア学部1年)コメント
このゲームを思い付いたのは、言葉の壁を越えて世界中で遊んでもらいたかったです。形を整えるパズルなら言葉で説明することは少なくて済むと思ったのがきっかけです。自慢は「爆弾着火スイッチを押してから手本の形へとブロックが変わっていく過程」です。順番に爆発していくと同時に重力でブロックが落ちて形が整っていくのは見ていて楽しく、この楽しさがプレイ意欲を維持していると考えています。
大変だったことはブロックの切れ目の処理です。爆破したブロックは消すと同時にその周りに切れ目を生成しなければならないので厄介な処理でした。今後の目標は、ここで終わらせない事です。Web上で動くゲームなのでどんどん広めていき、いずれはスマホ用のアプリにできたら良いなと考えています。
「最優秀賞」が頂けて本当にうれしく思います。ありがとうございました。
■Global Math プロジェクト
指導教員 岸本 好弘(メディア学部)コメント
我々の行っている「ゲームのチカラを教育・社会に役立てる」研究の一環としてこのプロジェクトに参加しました。春休みを活用して20名を超える意欲のある学生たちが自主的に参加してくれました。特に1年生の参加者が一番多かったのは志の高さの現れで嬉しく思います。
いま日本の教育は「生きる力」「グローバル力」を身につけるために、「憶える」から「考える」に変わりつつあります。このプロジェクトはその力を身につける手段の一つとなります。 またこのプロジェクトでは他大学生との協力にも力を入れました。本学学生に加え東京造形大学、早稲田大学、法政大学の学生らが参加しています。これにより、多様な考え、高い専門スキルと接し、学内のみに閉じこもっていては出来ない貴重な経験をすることが出来ました。
今回の優秀な成績は、学生の高い志に加え、本学のプロジェクト演習で培った、ペラ企画による企画選抜とチーム編成、企画・α版・β版発表をマイルストーンとするプロジェクト進行など演習カリキュラムの成果であると考えています。三上先生、渡辺先生、石川先生、近藤先生には共同で指導に当たって頂きました。最優秀「BLOCK・ARTIST」、審査委員賞「PAINT PAINT」は今後クオリティUPして、WEB上で公開して行く予定です。
学生らの制作した6つのゲームは、以下のサイトで実際に遊ぶことが出来ます。
http://www2.teu.ac.jp/media/~kishimotoy/gmsgj/gm/