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2018年デザイン学部長メッセージ

2018年1月12日掲出

「デザイン学部では、社会で役立つ「もの」や「こと」を実践的に企画立案し、新しい発想で「かたち」にできる独創的な人材の育成を目指しています。AI(人工知能)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの先端技術に対応して、快適で環境に優しく、潤いのある生活と社会を目指す実学としてのデザインを学修します。」池田 政治

デザイン学部長 池田 政治

 受験生の皆さん、デザイン学部長の池田です。

 本学部では、皆さん1人1人の特性を活かして受験ができる様、複数の受験方法を取り入れています。デザインに必要とされる表現力の基礎やデザインスキルは、入学後しっかりと身につけられる様、指導しますので、いずれの方法で受験する人も安心して受験して下さい。

 本学部では、平成27年度から新しいカリキュラムを実施しています。皆さんが入学する年度で完成し、視覚、映像、空間、工業デザインの4専攻による、よりバランスのとれた学部構成になります。デザインには、世の中の最新の知識と情報の活用が常に求められています。そのため本学では、進化し続ける先端技術を十分に取り入れ、常に新しい環境の創造を求めて、実学としてのデザイン教育を徹底していきます。

 カリキュラムの中では、人それぞれが持つ感性を大切にし、それを育んでいく「感性教育」と工科大として実績あるコンピューター教育を取り入れた「デザインスキル教育」を融合させた独自の基礎デザイン教育を行っています。
 実学としての専門教育での展開では、サステイナブル(循環可能)な社会のため、限りある資源を大切にし、自然環境に配慮した人と地球に優しいデザイン思考を育てていきます。
 学年進行とともに自分の適正に合わせながら専門を選択し、専攻を決めていくことができます。
 3年次前期で工業デザインコースか視覚デザインコースかのいずれかのコースを選択し、3年次後期から工業デザインコースでは、空間デザイン専攻か工業デザイン専攻、視覚デザインコースでは、視覚デザイン専攻か映像デザイン専攻かに進みます。4年次の卒業研究は、自分の研究テーマにあった教員のもとでゼミ形式での指導体制が組まれています。

学部が目指すデザインの力

 蒲田キャンパスは、蒲田駅から徒歩2分の場所にあり、デザインリサーチなど都市型のデザイン教育を行なう環境にも恵まれています。また、地域連携として「デザインの町」大田区との恊働プロジェクトも年ごとに成果を上げています。

 「デザインは社会で活かされてこそデザイン」という本学部の方針のもとで、アート表現を社会に提示するのではなく、また従来型のデザイン教育であるデザイナーのみを育成することに留まることなく、企画や営業、総合職などの幅広い職種で活躍できる人材を育成しています。
 そのため、最終目標として「発想力、提案力、取材力、集中力、チーム力、実現力」を「学部が目指すデザインの力」として指導を行っています。このことは、客観的に物ごとを見つめ、多様に変化する社会の要請に応えていく力を身につけるということでもあります。

 本学部は、設置されて9年目を迎えますが、1期生から連続して就職内定率92%以上を達成しています。今年度もさらなる目標に向かって教員、学生ともに健闘しています。
 以上、デザイン学部の紹介をしてきました。皆さんが本学部の教育方針と教育内容を理解され、入学に向けて奮闘されることを望んで止みません。
 最後に在学生の感想を幾つか載せましたので、参考にして下されば幸いです。


学部1年 H.F.さん
AO入試
感性演習/描くでは、めいっぱい描きます。授業にボリュームがあり、描くほどに自分の引出しが増えていくように感じました。ここで学んだ、アイデアを視覚化し、人に伝えやすく発信する力は、デザインの領域にとどまらず活躍してくれると思います。

学部1年 H.M.さん
学力試験型入試
感性演習/つくるでは、「手」と「視覚」「思考」を連動させながら作品を制作し、立体表現に不可欠なスキルを習得します。グループ制作では、他の学生の発想に刺激を受けながら自分の感性を磨けます。テーマをどう表現するか試行錯誤することが面白いです。

学部2年 T.S.君
センター試験利用
入試
スキル演習の「イラストレーション」では、印刷物の正しい入稿データが作れるようになることが目標です。そのためにソフトウェアの使い方や情報の編集、レイアウトなどを学びます。基礎から応用まで学ぶことができるので、最初はソフトウェアの使い方が分からなくても、単位修得時には成長を実感することができます。

学部2年 R.A.君
指定校推薦入試
スキル演習は、いくつかある演習内容の中から自分で選ぶことができます。基本的なことから実践的なことまで学べ、やったことがない人でも一から学ぶことができます。教えてくださる先生も丁寧に教えてくださったり、アドバイスをしてくださるため安心して学べる環境になっています。

学部3年 K.F.君
実技試験型入試
専門演習Ⅰ・Ⅱの授業では、より専門的な分野で社会に向けての問題解決を提案していきます。授業の中で社会の問題点を見つけ、議論や調査を重ねていきます。この行程を通して、新しいデザインを考え、提案していくことが学びとして楽しいと感じています。