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2020年コンピュータサイエンス学部が2つの専攻制を導入

2019年4月1日掲出

「2020年コンピュータサイエンス学部が2つの専攻で生まれ変わります。」竹田 昌弘

コンピュータサイエンス学部 竹田 昌弘教授

 受験生の皆さん、コンピュータサイエンス学部長の竹田です。

 皆さんにとって、コンピュータのイメージとはどのようなものでしょうか?パソコンのようなものを思い浮かべる人が多いかもしれません。あるいは、鉄道の自動改札や、銀行のATMかもしれません。家庭にあるエアコン、テレビ、電子レンジなど、予約機能や制御機能のある家電のほとんどには、小さなコンピュータが使われています。

 近年、人工知能(AI)についての社会的な期待は、非常に高く、さまざまなシステムや機器がこれを利用して、新しい価値を生み出しています。この期待にこたえるため、2019年4月に人工知能を集中して学ぶ人工知能コースを設置しました。その反響が大きかったため、2020年4月からは人工知能関連技術を体系的に学修するための人工知能専攻を設置することにしました。併せて、情報通信技術(ICT)全般を総合的に学ぶための先進情報専攻を設置します。

これらの専攻の新しいカリキュラムの特徴は4つあります。
1.充実したプログラミング教育(専攻共通)
 すべてのコンピュータには、プログラムで動いているという共通点があります。プログラムがなければ、コンピュータは何もできません。プログラムを作るには、プログラム言語を学ばなければなりませんが、さらに仕事の手順を整理する力も求められます。2年次以降の学びの基盤となるように、1年次に十分な時間をとってプログラミングを学修できるようにしています。
2.価値創造への取り組み(専攻共通)
 「価値創造演習」という新設科目があります。技術を社会に役立つように使うためには、「価値創造」という視点が必要です。演習を通じてこれを修得します。
3.基盤知識修得のためのコア科目(専攻共通)
 最先端の情報通信技術を支える基盤技術に関する知識を12のコア科目を通じて体系的に学びます。これは、将来、新しい技術に取り組むときにも必要になる知識です。
4.専攻分野の演習・実習・卒業課題
 それぞれの専攻の技術分野について、演習・実験などを通じて、頭と手を使って学びます。その総仕上げは、卒業課題です。研究室に入って、それぞれの課題に取り組みます。

 多くのコンピュータに囲まれ、コンピュータなしでは成り立たない社会に生きています。私たちの学部で実践的なコンピュータサイエンスを学んで、コンピュータを使った新しい仕組みを作ることで明日の社会を切り拓いていってほしいと考えています。

 これに挑戦してみようという皆さんを歓迎します。

コンピュータサイエンス学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/cs/index.html