2021年大山学長からのメッセージ【謹賀新年】

東京工科大学学長　大山恭弘

　受験生の皆様、新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルス感染症という不安がある中ですが、入学試験に向かって勉強に励んでいることと思います。

　東京工科大学は「生活の質の向上、技術の発展と持続可能な社会に貢献する人材を育成する」を基本理念としており、そのための教育方針として実学主義教育を実践しています。大山学長のホッとブレイクでも紹介しましたが、実学主義教育とは、最新の実践的なテーマ、技術、機器、課題などに触れながら、原理原則を身に付けるとともに、それらを発展させ、新しい環境に適応できる力を育む教育です。それは専門知識だけでなく、普遍的な教養や豊かな人間性も身に付ける教育です。例えば、各学部で用意されている実験、実習、演習などでは、最新の理論、機器、テクニックに触れるだけでなく、なぜこのように行われるのか、なぜこのような機器が開発されたのかを考えることにより、より深く学修する興味を持ち、さらにワクワクしながら次世代の新しい方法、新しい機器、新しいビジネスを見つけ出し、日本のみならず全世界の人のために広める力を身につけることができます。

　また、東京工科大学のもう一つの特徴はICT教育です。本学は1999年よりノートPCを用いた教育を始めました。現在ではすべての学部でノートPC必携として、コンピュータリテラシー教育をはじめ、すべての授業でLMS(Learning Management System)を利用した授業を行っています。ノートPCを使ったレポート作成やプレゼンテーションから始まり、データ収集、データ解析、プログラミングの手法など、これからの人工知能（AI）やデジタルトランスフォーメーション（DX）の時代にも対応する力を身につけてください。ICTを活用する力はこのコロナ禍での遠隔授業でも発揮されていますが、今後はキャンパス内外での学修を組み合わせた新しい学修方法・教育方法に活用されていくでしょう。

　受験勉強というと辛いこともあるかもしれませんが、大学に入学するという目標に向かって、最後までチャレンジしてください。私の好きな言葉に、ウォルトディズニーの「If you can dream it, you can do it.」という言葉があります。夢を描くことができれば、それは実現できるということです。ぜひ、皆さん自身の「大学に入って〇〇を学ぶ、〇〇を行う、〇〇になる」という夢を持ち続けて、頑張ってください。

2021年元旦