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2022年大山学長からのメッセージ【謹賀新年】

2022年1月1日掲出

東京工科大学学長 大山恭弘

東京工科大学学長 大山恭弘

 受験生の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 皆さんにとって大切な入学試験日が近づいており、健康に気をつけながら受験勉強に励んでいることと思います。

 新型コロナウイルス感染症という不安はまだまだ続いていますが、皆様はこの2年間で遠隔授業、オンライン授業、あるいはハイブリッド授業などICT(情報通信技術)を活用したいろいろな取り組みにもチャレンジしてこられたと思います。“オンラインの方がよい”とか“やっぱり対面授業がよい”などの感想を持っているでしょう。いま皆さんが取り組んでいる受験勉強では、問題に対して“正解”があって、いかに早く正しい正解を導くかということが大きな目的ですが、オンライン授業のような場合は、“こちらがよいという正解”はないと言ってよいでしょう。もちろん、“~~をするにはオンライン授業がよい”とか、条件付きではどちらか一方に決まるかもしれません。試験問題はこのように“ある条件のもとで正解を導いている”ということになりますね。

 最近メタバースという言葉をよく聞くようになりました。アメリカのフェイスブック社が社名をメタに変更したということがありました。これはメタバースつまり巨大な仮想空間の中での出会い・会話などの活動を意識したものです。日本のSociety5.0という未来社会の構想では、フィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(仮想空間)がマッチングした人間中心社会を未来社会として想定しています。人間が勉強し、生産し、生活している空間は現実空間ですが、それをよりよくするためにコンピュータ技術に支えられた仮想空間をうまく使おうということです。皆さんが体験したオンライン授業なども、現実社会の“学び”をベースに、仮想空間をうまく利用した学習方法へとますます発展していくものと思います。このコラムでも紹介しましたが、東京工科大学では“新しい教育”のために戦略的教育プログラムを実施しています。その中では、いろいろな学部が合同で、現実と仮想の技術を組み合わせた教育システムの開発にもチャレンジしています。皆さんと一緒に新しい学びが体験のできる大学を創り出したいと思います。

 受験勉強というと辛いこともあるかもしれませんが、目標に向かって最後まで挑戦し続けてください。努力したことは決して無駄にはなりません! 私の好きな言葉に、ウォルトディズニーの「If you can dream it, you can do it.」という言葉があります。夢を描くことができれば、それは実現できるということです。ぜひ、皆さん自身の「大学に入って〇〇を学ぶ、〇〇を行う、〇〇になる」という夢を持ち続けて、頑張ってください。健闘を祈っています。

2022年元旦

■大山学長のホッとブレイク
https://www.teu.ac.jp/gakucyou/index.html