大学院コンピュータサイエンス専攻の学生が国際会議「WI-IAT 2022」でStudent Travel Awardを受賞
2022年11月にカナダで開催された国際会議「WI-IAT 2022(The 21st IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technology )」において、本学大学院コンピュータサイエンス専攻修士2年の伊藤 柊太さんがStudent Travel Awardを受賞しました。
本国際会議は、IEEE/WIC/ACMの共催で開催され、Webインテリジェンスおよびインテリジェントエージェント技術の研究とアプリケーションに関する革新的で実用的な開発経験を目指し、さまざまな分野の研究者と実践者を集めて独自の研究結果を発表、意見交換、普及を図る国際フォーラムになります。
伊藤さんはWI-IAT 2022内で行われたワークショップ「ABCSS2022(The 7th International Workshop on Application of Big Data for Computational Social Science)」で発表を行いました。伊藤さんが研究を行っているハイパーグラフは近年注目される研究対象であり、今回の発表で効率的なアルゴリズムを提案したことが今後のウェブサイエンスやデータ工学の分野に大きな貢献となると評価され、Student Travel Awardの受賞に至りました。
受賞名:Student Travel Award
受賞者:大学院コンピュータサイエンス専攻修士2年 伊藤 柊太さん(所属研究室:データ工学研究室)
指導教員:伏見 卓恭大学院コンピュータサイエンス専攻講師
発表題目:Visualization and Extraction of Important Structural Changes via Dynamic Hypergraph Embedding
(和訳:動的ハイパーグラフ埋め込みによる重要な構造変化の可視化と抽出)
研究概要:論文の共著関係や共同開発グループなどの複数のヒトやモノの間の関係を 効率的に表現できるハイパーグラフと呼ばれるデータ構造が近年注目を浴びており、多くの研究成果がデータ工学や機械学習の分野で報告されている。本研究では、動的に構造が変化するハイパーグラフに焦点を当て、その効率的かつ効果的な可視化(埋め込み)手法を提案した。
■The 21st IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technology (WI-IAT 2022):
https://www.wi-iat.com/wi-iat2022/
■大学院コンピュータサイエンス専攻 WEB:
https://www.teu.ac.jp/grad/cs/index.html