医療保健学部の学生が「日本医療検査科学会第55回大会」でJACLaS Award 2023 優秀演題賞を受賞
2023年10月6日(金)~10月8日(日)の期間、パシフィコ横浜で開催されました『日本医療検査科学会第55回大会』において、本学医療保健学部臨床検査学科4年生の中原 和子さんが、JACLaS Award 2023 優秀演題賞(学部生部門)を受賞しました。
JACLaS Awardは、日本臨床検査機器・試薬・システム振興協会 (JACLaS)により創設されたもので、日本医療検査科学会において学部生演題を募集し、その中から優秀演題賞として贈られる賞です。
本学学生の受賞は今回が初となります。
【受賞情報】
受賞名:JACLaS Award 2023 優秀演題賞(学部生部門)
受賞者:中原 和子さん(臨床検査学科4年)
指導教員:奥橋 佑基講師
受賞研究タイトル:大豆イソフラボンによる白血病細胞の増殖抑制効果
発表内容: 体内に吸収される大豆イソフラボンにはダイゼインとゲニステインという2種類が存在している。本研究ではダイゼインとゲニステインが白血病細胞および白血病幹細胞にどのような効果をもたらすかを検証することを目的として研究を行った。その結果、ダイゼイン、ゲニステイン共に白血病細胞の増殖を抑制することを明らかにした。特に白血病幹細胞に対して顕著な増殖抑制効果が認められたことから、今回用いた試薬は白血病の予防と治療に有用である可能性が考えられる。また、大豆イソフラボンは我々が日常的に摂取している食品機能因子で安全性の高い化合物であり、本研究で有意な効果がみられた試薬濃度は味噌汁約1杯分である。本研究から得た知見は予防医学および健康増進への貢献が期待できる。
受賞者コメント:この度はこのような賞を頂き、大変光栄に存じます。ご指導賜りました奥橋先生をはじめ、支えてくれた研究室のメンバーには心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、これからも努力を続けていこうと思っております。
■日本医療検査科学会第55回大会:
https://jcls.or.jp/convention/55th/
■医療保健学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/medical/index.html