デザイン学部の学生が2023年度日本デザイン学会秋季企画大会において学生プロポジション優秀賞を受賞
本学デザイン学部4年の村上 彩音さんと山田 祐真さんが2023年度日本デザイン学会秋季企画大会の「学生プロポジション」発表会において、学生プロポジション優秀賞を受賞しました。同発表会は、デザインを学ぶ若い方々へのデザイン学研究の普及を目的とし、大学、大学院、専門学校でデザインを学ぶ学生が日頃の研鑽の成果を展示、発表し、交流することで、幅広いデザインの知識と技術を共有する場となっています。
【受賞情報】
学生プロポジション優秀賞
発表タイトル: 防災を取り⼊れた地域ブランディングの研究〜江東区深川より〜
受賞者:デザイン学部4年 村上 彩音さん
指導教員:葛原 俊秀准教授
研究概要:地元である江東区深川において防災を取り入れた地域ブランディング「ふかがわ提灯」を提案する。私が住む江東区深川は今も江戸の文化息づく、下町情緒溢れる街である。しかし、大震災や何度もの集中豪雨の影響などから、最大約4.5mもの地盤が沈下。浸水被害など水害を含む災害へ備えが重要視されている。もしもの備えは日々の安心、備えるプロセスが家族や地域の絆を深めると考えた。深川の地域ではお祭り前になると玄関前に提灯を飾る文化があり、地域に馴染みのある提灯をモチーフに地域に寄り添ったブランディングの施策を提案する。各家庭から地域に無事を伝える「提灯」、もしもの時大切な人と繋げてくれる「ポチ袋」それぞれのコンテンツを通して「ふかがわ提灯」が地域の人々の支えとなってほしいという思いを持って、研究を重ねた。
【受賞情報】
学生プロポジション優秀賞
発表タイトル: メタバースを活⽤した祭りの魅⼒を伝えるデザイン研究〜東北の6つの祭 りを通して〜
受賞者:デザイン学部4年 山田 祐真さん
指導教員:葛原 俊秀准教授
研究概要:新型コロナウイルスによる観光業への打撃と東北地域のインバウンド誘致の課題に着目したプロモーションデザインの研究を行った。東北の代表的な6つの祭りの魅力を凝縮した機会を創出し海外にPRを行うことで、観光業の復興を目指す。祭りの魅力を伝えるために6つの祭り3つの資料館に足を運び祭りの魅力調査を行った上で、東北の祭りの魅力を情熱、団結、伝統の3つをキーワードとし、魅力を最大限に伝えるメタバース空間「matsuri」を制作した。「matsuri」では、東北の祭りのリアルな魅力と、6つの祭りが融合するという非現実的な体験、そこでしか出来ない祭り体験を提供する。
■2023年度日本デザイン学会秋季企画大会:
https://jssd-2023-fall.studio.site/
■デザイン学部 WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/index.html