お知らせ

Information

東京工科大学 HOME> お知らせ> 2023年のお知らせ >2023年応用生物学部長メッセージ

2023年応用生物学部長メッセージ

2023年1月6日掲出

「運を味方につけて、入学試験を乗り切ろう」横山 憲二

応用生物学部 横山 憲二教授

 受験生の皆さん、こんにちは。応用生物学部長の横山です。

 受験勉強も追い込みを迎えていることかと思います。入学試験で100%の力が出せるよう、体調には十分に気をつけて下さい。本学に合格されることを心から願っています。

 さて志望校に合格するには、日頃からの学修が最も重要であることは当然ですが、昨日覚えた英単語が入試問題にたまたま出てきたなど、幸運に恵まれることも稀にはあります。では、このような幸運に巡り合うためには、どうすればいいのでしょうか。本学を受験する皆さんだけに、特別にお教えします(笑)。
 昨年11~12月、サッカーのワールドカップが中東ドーハで開催されていました。我が日本は、グループステージで強豪ドイツ、スペインを撃破し、見事、決勝トーナメントに進むことができました。日本中が歓喜に湧いた数週間でした。最近のワールドカップで話題になっていることに、日本人サポーターが、試合後、スタジアムのゴミ拾いをしていることがあります。スペインに勝利した後、あるサポーターが、毎試合、ゴミ拾いをしていたので、運が味方してくれたのではないかと言っておられました。いいことをすれば、幸運に恵まれるというのは、必然なのかもしれません。

 似たようなことが、米国メジャーリーガー、大谷翔平選手が高校1年生のときに作成した「目標達成シート」にも見られます(右図)。「ドラ1(ドラフト会議1位指名)8球団」が、当時の彼の一番の目標であり、それを達成するために必要なもの8つがその周りに書かれています。そのひとつが「運」であり、さらにその周りに「あいさつ」、「ゴミ拾い」、「部屋そうじ」など、必要なことが書かれています。そうなんです。あの大谷選手も、少年時代、あいさつ、ゴミ拾いをして、運を味方につけようと考えていたのです。

 もちろん、ゴミ拾いをしたからと言って、昨日覚えた英単語が入試問題に出てくる可能性は極めて低いと思います。科学的には何の根拠もないことです。ですが、十分に入試の準備をしている受験生なら、あとは運に任せてもいいのではないでしょうか。幸運は、準備している者のところにやってくると言われます。十分な準備をして、ゴミ拾いをしてみてはいかがでしょうか。

最後に少しだけ応用生物学部の特徴を紹介させていただきます。本学部では、”異端”(多少ニュアンスは異なるがOnly Oneとも言う)とも思える先端を超える研究を行って、日々進化し続けています。応用生物学部は、その名称のせいなのでしょうか、しばしば農学系に分類されていますが、農学部とは全く異なった視点から研究し、その成果を社会に還元しています。本学部には「生命科学・医薬品専攻」と「食品・化粧品専攻」が設置されており、入学される学生さんは、より早く、より深く専門教育を受けられ、いち早く”異端”研究を開始できます。世界の最先端研究も最初は”異端”だったはずです。受験生の皆さん、東京工科大学応用生物学部で学び、社会に役立つ”異端”研究を、私達と一緒に始めてみませんか。

皆さんの入学をお待ちしています。