「第7回CMC（セラミックス複合材料）シンポジウム」開催報告

　2024年10月17日、東京ビッグサイトで開催された2024国際航空宇宙展において、「第7回CMCシンポジウム」を開催いたしました。東京工科大学CMCセンターが主催し、一般社団法人日本航空宇宙工業会およびCMCコンソーシアムが共催する本シンポジウムは、おかげさまで130名を超える国内外の研究機関、企業関係者にご参加いただき、立ち見が出るほどの盛況となりました。
　午前10時30分、本学学長でありCMCセンター長である香川 豊教授による開会の挨拶の後、片柳研究所曽我部 智浩特別研究教授の総合司会のもと、シンポジウムが開始されました。

▼当日の講演内容
今回のシンポジウムでは、以下5名の専門家による講演が行われ、最新の研究開発動向やCMCの将来展望について活発な議論が交わされました。

■経済産業省 航空機武器産業課 課長補佐 青田 航氏 「『航空機産業戦略』と今後の政策の方向性」

■防衛装備庁 長官官房 装備開発官(航空装備担当) 及部 朋紀氏 「航空機用エンジンの研究開発とCMC」

■東京工科大学 学長 香川 豊教授 「セラミックス複合材料の実用化に寄与する学術的貢献に関する国際動向」

■三菱重工航空エンジン株式会社 主席 田麥 あづさ氏 「複合材料の航空エンジン部品適用動向」

■Safran Ceramics, Senior Expert CMC, Sébastien Denneulin氏 「SiC/SiC Ceramic Matrix Composites for High Temperature Applications」

シンポジウム終了後には、講演者と参加者による活発な名刺交換が行われ、午後1時30分にすべてのプログラムが終了いたしました。

東京工科大学CMCセンターは、今後もセラミックス複合材料（CMC）の実用化に向けた研究開発を推進してまいります。引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

第7回「CMC(セラミックス複合材料)シンポジウム」開催のご案内：
https://www.teu.ac.jp/press/2024.html?id=162