コンピュータサイエンス学部の学生がiDECON/MS2025にてBest Paper Awardを受賞!
コンピュータサイエンス学部4年の大野裕生さん、三橋頼樹さんらの研究論文が、国際会議iDECON/MS2025(International Conference on Design and Concurrent Engineering & Manufacturing Systems Conference)にて、Best Paper Awardを受賞しました。受賞論文のタイトルは「Enhancing Pre-Trip User Experience through Real-Time Personalized CJM Generation Using Multi-Agent AI」です。
本研究は、従来のカスタマージャーニーマップ(CJM)が個々のユーザーの嗜好やリアルタイムな状況変化に十分に対応できないという課題に着目し、会話型AIとマルチエージェントアーキテクチャを活用したパーソナライズドツアープランニングシステムを提案しています。
このシステムは、旅行前の期待感を高めるだけでなく、旅行中に予期される状況に柔軟に対応し、ユーザーごとに最適な旅程をリアルタイムで生成・提案します。実証実験では、ユーザーの曖昧な希望が具体的な旅行プランに変換されるプロセスや、AIによるCJMの可視化によって、旅行への期待感が高まることが確認されました。
今後は、初期入力の簡素化やAIによるさらなるパーソナライズ、情報の鮮度・信頼性向上など、実用化に向けた課題にも取り組み、より高品質な旅行体験の提供と地域活性化への貢献を目指します。
この受賞は、大野裕生さんのたゆまぬ努力と本学の研究環境の成果です。
東京工科大学では、今後も学生の研究活動を積極的に支援し、世界に通用する人材の育成に努めてまいります。
■コンピュータサイエンス学部WEB:
https://www.teu.ac.jp/gakubu/cs/index.html