教養学環 神子島 健教授の著書『支配と加害 中国侵略を描いた作家たち』が刊行されました
2026年4月15日掲出

教養学環の神子島 健教授の著書『支配と加害 中国侵略を描いた作家たち』が、2026年4月14日に刊行されました。
本書では、戦時中に中国にいた武田泰淳、堀田善衞、火野葦平、五味川純平が、敗戦間もない1950年代に戦争責任に向き合って著した作品に着目しています。『人間の條件』など戦争の実相を描いた作品は広く読まれましたが、日本社会が当事者意識をもって植民地への加害を争点化するのは1980年代以降でした。本書は、なぜ数十年の時間を要したのかという問題意識のもと、これらの作品を読み解きながら、日本人の歴史認識について考察するものです。
本書は、国内外の第一線の研究者が現代社会を多様な観点から読み解くことを目的とした「サピエンティア」シリーズの一冊として刊行されたものです。同シリーズは学術的価値の高い研究成果を広く発信する企画として知られており、本書もその一環として位置付けられています。
書籍名:『支配と加害 中国侵略を描いた作家たち』
著 者:神子島 健
出版社:法政大学出版局
発行日:2026年4月14日
■著者(神子島教授)のコメント
近年、世界各地で戦争、武力紛争が起きています。一見、テクノロジーが進歩していても、国家の命令を通して人が人を殺すという戦争の本質は変わっていません。過去の戦争に関わる事実や、過去の戦争について先人が考えたこと、書き記したことを通して私たちが学べることは数多くあります。「加害」という切り口で戦争を考えた本はそれほど多くありませんが、本書のように文学作品を通して加害を考えた本は、特に珍しいものですので、関心のある方はぜひ手に取っていただければと思います。
■詳細情報
書籍の詳細については、以下の出版社サイトをご確認ください。
書籍紹介ページ(外部リンク)
https://www.h-up.com/products/isbn978-4-588-60382-2
