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取組みの概要

メディア・コンテンツ関連産業を担う人材育成を目標とするメディア学部の教育は、コンテンツ制作の実践、人間・社会・メディアの理解、およびメディアを扱う技術の修得という3つの領域、すなわち、制作デザイン系・人文社会系・工学系を融合した実践的な教育を必要とする。大学教育においてこのような実践的な教育の効果をあげるには工夫を必要とするが、本取組は、演習系授業の体系化によってこの目標を達成することを狙ったものである。各学年にユニークな演習科目を配置し、それぞれの演習科目が連関するように工夫されている。特に特徴的なのは、非常に多数のテーマが用意された3年次の専門的な“メディアコア演習”と、1~3年次にわたって連続的に履修できる“プロジェクト演習”である。プロジェクト演習は早期にスキル練磨が必要なテーマの教育であり、意欲と資質のある学生を選抜して教育を行なうもので、学生からの関心と評価が非常に高い。