大学院バイオニクス専攻の福田 華乃さんが「2026年度 日本薬学会第146年会」で学生優秀発表賞を受賞
2026年3月27日~3月29日に関西大学 千里山キャンパスで開催された「2026年度 日本薬学会第146年会」において、大学院バイオニクス修士2年生の福田 華乃さんが学生優秀発表賞を受賞いたしました。
同年会は、日本薬学会が主催する学術大会であり、薬学分野における最新の研究成果が発表される場です。本賞は、学生による優れた研究発表に対して授与されるものです。
【受賞概要】
受賞者:福田 華乃さん(バイオ・情報メディア研究科、バイオニクス専攻修士2年生)
指導教員:佐藤 淳教授、木村 将大助教
受賞名:日本薬学会第146年会 学生優秀発表賞
受賞研究タイトル:in vitro脊髄損傷モデルを用いたヒトラクトフェリン模倣ペプチドの神経再生
発表内容:脊髄損傷は、交通事故や転倒により脊髄神経が損傷することで、運動、感覚機能が失われる難治性疾患であり、現在有効な治療薬は存在しません。神経損傷時に産生されるコンドロイチン硫酸Eユニット(CS-E)は、神経再生を阻害する主要因子として病態を悪化させます。動物実験では、このCS-Eの機能を制御することで、神経再生が促進されるという治療効果が示されています。佐藤淳教授らの研究グループは、体内で機能するタンパク質であるヒトラクトフェリン(hLF)がCS-Eと結合し、CS-Eによる神経再生阻害を抑制して、さらに新たな神経再生を促進することをすでに報告しております。本発表で、福田さんはhLF配列からhLFと同様の機能を示す低分子ペプチドを創製し、脊髄損傷モデルにおいて、そのペプチドはhLFと同様のメカニズムで神経再生することを確認いたしました。このことから、治療薬のない脊髄損傷治療への応用が期待されます。
受賞者コメント:この度は、恐れ多くもこのような賞をいただき大変光栄に存じます。今回の受賞は、周りの方々のサポート無くして得られるものではありませんでした。多くのご指導ご助言いただいた佐藤 淳教授、木村 将大助教、またこれまで支えてくださった研究室のメンバーに深く御礼申し上げます。
■2026年度 日本薬学会第146年会 一般学術発表 学生優秀発表賞受賞者一覧
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/pharm146/content/prize-general
■生物創薬(佐藤淳・木村将大)研究室:
https://www.teu.ac.jp/info/lab/project/bio/dep.html?id=5
