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[2012年度]第4回「八王子市とボランティア活動で提携!キャンパスを出て“一歩踏み出す力”を大切にしよう。 」

2012年8月8日掲出

皆さん、こんにちは。今回は、本年4月に提携した、本学と八王子市との「ボランティア活動に関する協定」のきっかけになった、ボランティア活動が学生に与えるプラス効果についてお話します。

本学では、年間約100人以上の学生がさまざまなボランティア活動に参加しています。
今までで一番人気があったのは、新潟県佐渡市のトキの餌場づくりのボランティアです。具体的な作業は、地元住民の皆さんと話し合いながら、荒れた旧田の草や木を切り、そこに水を入れて水田をつくるというのが主な仕事。

活動後、参加した学生に話を聞いてみると、非常に勉学能力が高まっていることが分かりました。これは「サービスラーニング」の効果そのものです。やはり、ボランティア活動などの地域貢献をすると、それをきっかけに地域とのつながりを考え、自分が社会へ出た時のために、何を学ぶべきかも明確になるようです。

ボランティア活動によって、このようなよい効果が見られるのであれば、もっと多くの学生がボランティアに参加できるようにしようということで、多くのボランティアの受け入れが可能な八王子市との提携を決め、今年度から市内のさまざまなボランティア活動に学生が参加することになりました。今後は、必修授業として1年次では教養学環の「社会人基礎科目」、2、3年次では「キャリアデザイン」の中にボランティア活動を組み込もうと考えています。

たとえば、市内の公園などでゴミ拾いや植物の剪定、遊んでいる子供たちに危険がないか監視役、または老人ホームでのお手伝いや、河川周辺のゴミ拾いなど、活動場所はたくさんあります。学生の皆さんはこれらのボランティア活動で、汗を流すこと、地域住民の皆さんと交流することで社会人 としての意識を身につけてほしいですね。社会人としての意識が身につけば、卒業後の自分をイメージして、いましっかり勉強しておかなければならないと考えるようになることを期待しています。

また、ボランティアで味わった喜びや感動は、いつまでも記憶に残ることでしょう。
トキの餌場づくりに参加した、ひとりの学生は、ドロドロの水田でヘトヘトになりながら作業しているとき、地元の農家の方がおにぎりを持ってきてくれたエピソードを話してくれました。新潟産の一等米をはじめて食べて、こんな美味しいものがあるのかと感動したそうです。また、農家の方との触れ合いで知った、地元の歴史や文化にも感動し、得るものの多い活動だったようです。このこと を就職活動中、企業の面接試験で話したところ、立て続けに3つの会社の内定をもらったそ うです。このように、キャンパスを出て社会を経験する“一歩踏み出す力”を、いま企業は求めています。つまり、企業としては、すでに「社会人基礎」を身につけた人材を採用したいということです。

このように、地域に貢献できることはもちろん、学生にとってプラス効果の多いボランティア活動ですから、学生の皆さんには意欲的に参加してほしいですね。
高校生の皆さんも地域のボランティアにぜひ参加してみてはいかがでしょう?