トピックス

Topics

東京工科大学 HOME> トピックス> 2015年のトピックス> [学長メッセージ]第7回「来年度から始まる応用生物学部の新コース体制について」

[学長メッセージ]第7回「来年度から始まる応用生物学部の新コース体制について」

2015年11月13日掲出

 こんにちは、学長の軽部です。今日は、来年度から始まる応用生物学部の新しいコース制についてお話ししましょう。

 応用生物学部では、2016年4月より「生命科学・環境コース」「医薬品コース」「先端食品コース」「先端化粧品コース」の4コース制がスタートします。
 まず、新設の「生命科学・環境コース」ですが、これはこれまで応用生物学部で扱ってきた医療や健康管理にバイオテクノロジーを役立てる研究分野と、環境やエネルギー問題にそれを役立てる研究分野を大きな枠組みで捉え、“生命科学”と“環境”を1つのコースに集約したものになります。とはいえ、コース内では生命科学分野と環境分野にわかれており、学生の学びのニーズに細やかに応えられる体制になっています。

「医薬品コース」も新設のコースです。医薬品を扱う研究室は今までも応用生物学部にありました。また、本学部の学生は、医薬品関連の会社に就職する人が多いという傾向もありました。というのも医薬品関連の会社でニーズの高い人材は、医薬品のことを理解しているセールスエンジニアです。研究所で開発や研究をする人以外に、新薬が出たときなどに病院などへ営業に行き、その作用や効能を説明できる人が必要です。そういう背景も手伝って、今回、新たに医薬品分野を独立したコースとして設立しました。

一方、「先端食品コース」「先端化粧品コース」は、従来から力を入れてきた分野です。「先端食品コース」では、乳酸菌など微生物を応用する研究や油の劣化、食品の味や色、香りの研究などが取り組まれています。
また、皮膚や毛髪と化粧品に関する知識や技術を学ぶ「先端化粧品コース」は、応用生物学部の中でも特に人気のコースです。学生のモチベーションも高く、応用生物学部の学生が多数所属している「化粧品研究サークルLCC」の活動も積極的です。例えば、そのサークルの学生たちでコンセプトや成分、色、香りなどを企画して開発した石鹸が昨年から学園祭などで販売されて、好評を得ています。単に知識を学ぶだけでなく、企業と連携して実際に製品をつくってみることは、学生にとって貴重な経験になっていると言えます。

 このような形で応用生物学部では、来年度から時代と学生のニーズに沿った4つのコースが始動します。今日ご紹介した4コースの分野に興味を持っている受験生の皆さんは、ぜひ応用生物学部に注目して、情報を集めてみてください。