入試の傾向と対策 東京工科大学2020年度入試に備え、最新の傾向と対策を公開

東京工科大学 HOME> 入試・入学案内> 2024年度入試情報> 前年度(2023年度)入試の傾向と対策【数学Ⅰ・Ⅱ・A・B】

東京工科大学 前年度(2023年度)入試の傾向と対策【数学Ⅰ・Ⅱ・A・B】

出題傾向と学習対策は、株式会社KEIアドバンスが作成しております。

出題傾向

出題形式

出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(「数列」・「ベクトル」)であり,出題形式はマークシートによる穴埋め型である。試験時間は他の選択教科と合わせた3教科を150分で解答する形であり,平均的に考えると数学の解答時間は50分である。例年大問3つからなる問題構成で,が3題からなる小問集合,は1つのテーマについて設問に答える形になっている(は2022年度までは小問集合だったが,2023年度は形式が変更された)。

出題内容

様々な単元からの出題となっているが,中でも「確率(数学A)」,「ベクトル(数学B)」,「微分法と積分法(数学Ⅱ)」からの出題が多い。特に「微分法と積分法(数学Ⅱ)」は3での出題も多く,最重要単元であると言える。

難易度

は入試基礎~標準レベルであるが,「確率(数学A)」の単元から思考力が問われる問題も出題されている。は入試標準レベルの問題であるが,丁寧に誘導されているものも多く,問題の流れに乗って解くことが重要である。難問や公式を当てはめるだけのような出題は少なく,設問の条件を整理して正解までの道筋を考えていくような問題が多い。

学習対策


公式類の定着を図ろう

出題範囲が広い上に,出題範囲全体からバラエティに富んだ出題がなされているので,苦手な分野を残さないように,範囲全体について基本項目の整理を徹底して行う必要がある。どの単元も教科書を中心に据えた学習が大切である。教科書を熟読して原理原則を理解し,章末問題などを通して公式類の定着を図るのがよいだろう。

演習の積み重ねで計算力を向上させよう

基礎をしっかりと身につけたら,基本的な内容の問題集や,過去の入試問題を用いて,計算力のさらなる向上を目指そう。入試本番では見直しができる時間は少なく,見直しても間違いに気づかないことが多いので,計算の練習をするときは一度で正確に計算できるよう訓練することが大切である。

「微分法と積分法(数学Ⅱ)」の徹底演習

2023年度は全日程で出題され,かつでの出題頻度も高い最重要単元である。テーマとしては接線,極値,面積などオーソドックスな内容の出題が中心であった。対策としては,教科書などでこれらの基礎を確認した後,入試用問題集を使って他の単元との融合問題など様々なパターンに触れておくとよいだろう。過去には複雑な計算が求められる問題の出題もあったので,計算力に磨きをかけるのはもちろんのこと,計算の工夫も意識しながら学習していこう。