生物の叡智が社会の危機を救う
センター長
細田 奈麻絵 教授
バイオミメティクスとは
バイオミメティクスとは、生物が持っている構造や機能、生産プロセスなどを分析して、新しい技術やプロダクトの創出に活用するための科学技術です。身近な例としては、サメの皮膚を模倣して水や空気の抵抗を減らした競泳用水着や航空機の表面加工、ヤモリの肢の裏に生えている剛毛の粘着力にヒントを得た粘着テープなどがあります。
バイオミメティクスセンターは、バイオミメティクスをAI/DX技術などの最先端テクノロジーと融合させることで、これまでにない革新的な技術を生み出すことを目指しています。研究を通して持続可能な社会の実現に貢献するとともに、グローバルに活躍できる若手研究者・技術者の育成にも力を入れ、本学の国際的なプレゼンス向上を図ります。
センターの目的
風力発電機のブレード(羽根)を点検する昆虫型ロボットの開発
風力発電は、再生可能エネルギーの一つとして普及・拡大が期待されていますが、高所点検作業の人手不足が深刻な課題であり、作業の機械化が求められています。
センターの活動
工学部・メディア学部・コンピュータサイエンス学部が共同で、昆虫型点検ロボットを開発し、社会実装をめざしています。
本ロボットの特徴は、ハエやテントウムシなど生物の脚の接着機構・動く原理・振動検知の原理を解明し、その原理を取り入れた機構を持っていることです。風力発電機のブレード表面を徘徊しながら、破損部の点検を行うことが可能になります。
これにより、ドローンでは点検できなかったブレード表面内部の欠陥の点検をロボットが代替し、人手不足の課題解決に加えて、点検作業の省力化・効率化に貢献します。
これらの研究活動を通して、世界トップレベルの研究者との国際的なネットワークの構築や、学部生・大学院生・若手研究者の育成を行います。
メンバー

片柳研究所・教授
細田奈麻絵

工学部・講師
上野祐樹

工学部・教授
荒川貴博

工学部・教授
黒川弘章

工学部・講師
野田龍介

メディア学部・教授
渡辺大地

コンピュータサイエンス学部・教授
生野壮一郎
外部連携
客員教授
木村賢一(北海道教育大学)
篠原現人(国立科学博物館 )
池田太一(国立研究開発法人物質・材料研究機構)
研究協力
高梨琢磨(福島大学・准教授)
井上徳之(中部大学・教授)
Stanislav N. Gorb (Kiel University・Professor)
