Center for Human Movement (ヒューマンムーブメントセンター)

医療保健学部 中山孝, 斎藤寛樹, 伊藤咲子 

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トップメッセージ

ヒューマンムーブメントセンター 概要図

人の様々な活動は、座る、立つ、歩く、走るなどの機能的運動やスポーツなどの特異的な運動などさまざまな要素から構成された複雑なシステムです。
その根底にある基本的な各関節の運動(ムーブメント)や関節運動によって表現される機能的運動の改善をとおして健康増進や障害予防、アスリートの競技力の向上を目指すことをテーマにしたのがヒューマンムーブメントセンターです。

プロアスリートは勿論、子供から高齢者まで幅広い年齢層を対象とし、動作解析装置や筋活動などから得られた生体情報を人工知能(AI)を用いて包括的に評価し、最大限のパフォーマンスが発揮できるよう「動き」の改善をはかる方法を開発・提案することを目的とします。

そのために、人の動きを分析できる精度の高い解析機器を用いて対象者の動きを屋内外で計測します。またムーブメントを支える要素には、体の健康のみならず心の健康も重要です。トータルヘルスを支えるには十分な栄養や休憩・睡眠も必要です。このように代謝や神経系など複合的な機能の解析、その結果のフィードバックを行い、多面的な視点から対象者のパフォーマンスを最適化します。

私たちは蒲田の地理的な利便性の高さを活用し、国内外からのトップアスリートの支援や運動機能の面から健康支援を職業として考えている若者に、このヒューマンムーブメントセンターでの学びの機会を提供します。

ヒューマンムーブメントセンター 活動内容

活動報告

ヒューマンムーブメントセンターの活動紹介

活動紹介2025年2月1日

東京成徳大高校男子バスケットボール部でのメディカルチェック

理学療法学専攻教員でヒューマンムーブメントセンター教員の伊藤が、東京成徳大高校の男子バスケットボール部員42名(現1年生・2年生)を対象にメディカルチェックを実施した。
測定項目は、全身のタイトネスチェック、徒手筋力計を使用した膝関節伸展筋力や股関節外転筋力測定、様々な動作チェック(片脚スクワット、30cm台からの着地、片脚でのdrop jump、Single hop jumpなど)を実施した。
測定には、臨床実習施設である西大宮病院の理学療法士の竹内祥大先生にご協力いただき、本学の理学療法学専攻の3年生7名(希望者)の協力も得て、実施した。
参加した学生達は、スポーツリハビリテーションやトレーナー活動に興味を持っており、部活動でのメディカルチェックは、貴重な経験になったとの感想や、スポーツチームをサポートする活動をしてみたいとの感想も聞かれ、通常の授業では教えることのできない実習内容を体験してもらうことができた。
また、アンケートを実施した結果、メディカルチェックを実施した高校生40名のうち、半数程度は、理学療法やスポーツリハビリテーションなどに興味があると回答しており、理学療法やスポーツリハビリテーションについて理解を深めてもらう機会となったように思う。
今後も、半年に1度程度のメディカルチェックを実施することで、障害予防に貢献し、より高いパフォーマンスを出せるようサポートしていくとともに、理学療法学専攻の学生にもスポーツ現場での活動を経験してもらう機会として継続していきたい。

活動紹介2024年10月30日

高崎先生が本学医療保健学部リハビリテーション学科理学療法学専攻の3年生に「Mechanical Diagnosis Therapy」の授業を実施

2024年10月30日、本センターの客員教授であり、埼玉県立大学准教授の高崎先生が、本学医療保健学部リハビリテーション学科理学療法学専攻の3年生を対象に、「Mechanical Diagnosis Therapy(MDT)」に関する特別授業を行いました。
授業では、MDTの理論的背景や臨床での応用について詳しく解説され、実技を交えた内容で、学生たちは実際の評価手法や治療アプローチを学びました。特に、患者の症状を体系的に分類し、それに基づいて個別化された治療プランを立案する重要性について、デモンストレーションを交えて、指導が行われました。

活動紹介2024年9月15日-10月3日

副センター長の斎藤助教がマイアミ大学The Miami Project to Cure Paralysisで共同研究を実施

2024年9月15日から10月3日にかけて、東京工科大学ヒューマンムーブメントセンター副センター長の斎藤寛樹助教が、アメリカ・マイアミ大学のThe Miami Project to Cure Paralysisにて、Dr. Matija Milosevicのラボ(https://www.neuromet.org/ )と共同研究を行いました。この取り組みは、脊髄損傷研究において国際的な連携を深める重要な活動となりました。
マイアミ大学のThe Miami Project to Cure Paralysisは、世界トップクラスの脊髄損傷研究機関であり、多額の寄付金と大学運営費によって支えられています。医師や理学療法士、神経科学者、エンジニアなど、さまざまな専門家が集まり、脊髄損傷の治療法開発や機能回復の研究を多角的に行っています。特にニューロモジュレーションと歩行トレーニングを組み合わせた運動機能の改善に関する研究は、非常に高い効果が期待されています。

研究紹介

ヒューマンムーブメントセンターでは、筋電図、三次元動作解析装置、慣性センサーやGPSなどのモーショントラッキング技術を駆使して、ヒトの動き(ムーブメント)を改善し、健康やアスリートのパフォーマンスを向上させることを目指しています。

動きの改善で健康や競技力の向上を目指すセンター誕生
  • 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
    中山 孝 教授 斎藤 寛樹 助教
  • 動作解析
  • 理学療法
  • 大学の学び

メンバー

中山孝(教授)

センター長

中山孝(教授)

  • PhD,理学療法士
  • 国際徒手療法士
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斎藤寛樹 (助教)

副センター長

斎藤寛樹 (助教)

  • PhD,理学療法士
  • 国際徒手療法士
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伊藤咲子 (助教)

センター教員

伊藤咲子 (助教)

  • PhD,理学療法士
  • アスレチックトレーナー
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高崎博司 (客員教授)

高崎博司 (客員教授)

  • 埼玉県立大学
  • PhD,理学療法士
  • 国際徒手療法士
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石谷勇人 (訪問研究員)

石谷勇人 (訪問研究員)

  • 広尾整形外科、科長
  • PhD,理学療法士
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内野翔太 (訪問研究員)

内野翔太 (訪問研究員)

  • 株式会社データック
  • PhD,理学療法士
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松下和哉 (訪問研究員)

松下和哉 (訪問研究員)

  • 青葉台たけだ整形外科
  • Msc,理学療法士
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近藤慎也 (訪問研究員)

近藤慎也 (訪問研究員)

  • 株式会社リハサク
  • 理学療法士
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吉田亮太 (訪問研究員)

吉田亮太 (訪問研究員)

  • 読売クリニック
  • Msc,理学療法士
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お問い合わせ

副センター長:斎藤 寛樹 <saitohhrk@stf.teu.ac.jp>

アクセス

八王子駅からお越しの方

JR中央線「八王子」駅南口から
スクールバス約10分
所要時間:約10分 9:00より約10分間隔で運行

八王子みなみ野駅からお越しの方

JR横浜線「八王子みなみ野」駅西口から
スクールバス約5分
所要時間:約5分 9:00より約7分間隔で運行