植物工学(多田雄一・鈴木洋弥)研究室
研究内容 |
植物の力を地球環境の保全や私たちの暮らしを豊かにするために役立てる植物バイオテクノロジーの研究を行なっています。特に、一部の植物が海水や高温に耐える仕組みを解明・利用して、作物の耐塩性や高温耐性を向上させることを目指しています。これらは温暖化対策や環境保全に役立ちます。また、植物の肥料成分であるリン酸やカリウムを吸収・輸送する能力を強化して、肥料が不要な植物を開発する研究も行っています。肥料が不要な作物の開発は、途上国の食糧生産を高めるとともに、施肥による環境汚染の防止にも役立ちます。また、リン酸肥料の原料であるリン鉱石の枯渇問題の解決にも貢献します。他にも、植物が空気中の有害物質を吸収・浄化する機能を高める研究、甘いイチゴをつくるなど農産物の付加価値を高める研究も行っています。研究成果は、食糧不足、砂漠緑化、環境負荷問題の解決につながり、いくつかのSDGsの達成に貢献します。
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研究テーマ |
・植物の耐塩性機構の解明と利用 |
研究室ページ |
研究キーワード |
耐塩性 , 環境浄化 , 環境保全 , 環境 , 砂漠緑化 , 食糧 , バイオテクノロジー , 遺伝子組換え , 植物 , 農業 |
関連するSDGs |
担当教員 | ||
教授 就職部長 多田 雄一/タダ ユウイチ/TADA Yuichi 専門分野:植物バイオテクノロジー、植物分子育種 取材記事:「大学発の香り高く、甘い!新しいイチゴの開発に成功!」(2024/2/9) | ||
助教 鈴木 洋弥/スズキ ヒロミ/SUZUKI Hiromi 専門分野:植物ホルモン、植物生理 |