エピジェネティック工学(吉田亘)研究室
研究内容 |
「第5の塩基」と呼ばれるメチルシトシンと、DNAの特殊構造である四重鎖構造に着目し、がんを簡便に診断できる技術や、医薬品開発に向けた基礎研究に取り組んでおります。メチルシトシンは遺伝子の発現を制御する遺伝子スイッチとして機能しております。がん細胞などの異常な細胞ではこの遺伝子スイッチ状態が異常になるため、これを検査すれば簡単にがんを診断することが可能です。本研究室では遺伝子工学を駆使して人工タンパク質を創り出し、新たなメチルシトシン検出方法を開発しております。また、DNAは通常二重らせん構造を形成しますが、特定の配列を持つDNAは四重鎖構造と呼ばれる特殊な高次構造を形成します。本研究室ではこの四重鎖構造に着目し、ヒトゲノムDNA中で四重鎖構造が形成される領域やその機能を明らかにし、医薬品の新たな標的を同定する研究に取り組んでおります。
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研究テーマ |
1.がん遺伝子特異的DNAメチル化レベル測定法の開発 |
研究室ページ |
研究キーワード |
メチル化DNA , DNA四重鎖構造 , 遺伝子スイッチ , ヒトゲノム解析 , 遺伝子工学 |
関連するSDGs |
担当教員 | ||
教授 吉田 亘/ヨシダ ワタル/YOSHIDA Wataru 専門分野:核酸工学、遺伝子工学、エピジェネティクス 取材記事:「遺伝子の働きを制御するスイッチに着目した、がん診断技術や新薬開発につながる研究をしています」(2018/11/9) |